3月初めにヴェネツィアに行ってきました。その後、大震災が起こり、ご報告がいまになってしまいました。
ご記憶のことと思いますが、連盟の会長を25年間つとめたAlvise Zorzi氏(現・名誉会長)の業績を称える合同修復事業のため、約4万ユーロの費用に関して日本委員会も1千ユーロ貢献することを昨年12月の総会で決定しました。この1千ユーロ(2月末のレートで11万7千円)を連盟に支払いました(英文の領収書を受領)。
その後、この修復事業の対象である文化機関Ateneo Venetoの館長にお会いする機会があり、「発足したばかりの日本委員会も少しばかり貢献しました」と伝えました。この事業は今年の7月に施行されます。
また、連盟の会長Umberto Marcello氏からお見舞いのメールをいただきました。「連盟の全メンバーを代表して、貴国がこの数日見舞われている惨事に関して哀悼の意を表します」という内容です。状況は安定しつつある、というお礼のメールを返信しました。
日本委員会独自の文化財修復事業に関しては、国立東洋美術館のスパダヴェッキア館長と再会し、今年10月の連盟の総会において具体的な修復計画を公表するという目標で合意しました。
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