10月14日(金)、「ヴェネツィア保護のための国際民間委員会連盟」の総会(於:ヴェネツィアのユネスコ支部)において、「未来のヴェネツィア」の日本委員会としての加盟が承認され、25番目の委員会として温かく迎えられました。総会をあつかった地元の新聞記事では、「今度は日本が参加」、「これからは日本にも(援助を)期待できる」と報じられました。
今回の総会では、20年以上にわたって連盟の会長を務められたAlvize Zorzi氏(歴史家でヴェネツィアに関する著作多数)が現役を退いて名誉会長の職に就任し、ずっと若いUmberto Marcello氏が会長に就任されました。お二人ともヴェネツィアの名門の家柄、というあたりがイタリアらしい点です。
15日のシンポジウムにはヴェネツィア市長のOrsoni氏、ユネスコのヴェネツィア支部局長Ruoss氏、地元の枢機卿が参加し、ヴェネツィアを守っていく上で国際民間委員会の役割がいかに大きいかを再確認しました。
また、国立ヴェネツィア東洋美術館の館長と修復の計画について話し合いました。建物に空調がない美術館としては、空調のついた展示ケースの購入を計画しているらしく、それと同時進行で日本刀の修復を希望されています。くわしくはまた総会でご説明します。
「ユネスコ認定」は本日、ホームページにもアップロードしましたので、ご覧ください。http://venezia.is-mine.net/ まずは、日本とイタリアの公式機関にも「日本委員会誕生」と伝え、PR活動を行うとともに、企業にもはたらきかけていこうと思いますので、ご協力お願いします。
新会員としては、10月に入って東京の江幡さん、香川の森さんにご入会いただきました、ありがとうございました。京都以外でも会員が増えることを願っています。近日中に12月12日(日)の総会の連絡をいたします。
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